イオンモール熊本爆発で亡くなった大竹玖瑠美さんは、地震後にいったん屋外へ避難したあと勤務先から「売上金を金庫に戻してほしい」という連絡を受け、館内に戻った直後に爆発に巻き込まれたとされています。
雑貨店「ハビタ」の幹部は「もし可能であれば売上金を金庫に戻してくれないか」と店長に伝え、店長から若い従業員2人へ再入館と売上金移動の指示が電話で共有され、その結果として2人が死亡した経緯を認めて遺族に謝罪しました。
イオン側は「避難後は館内に戻らない」とのルールを示し、ハビタ側も「入る時は必ず許可を得てから入ってほしい」と説明しているため、「避難後の再入館と売上金指示」が安全マニュアルとどこまでズレていたのかを、大竹玖瑠美さんのケースを軸に整理する必要性が強く指摘されています。
【結論】大竹玖瑠美ハビタで、「避難後の再入館と売上金指示」が安全マニュアルとどこまでズレていたのか
ハビタ営業部長「すみません!」
大竹玖瑠美さんの弟「すみませんじゃない、お前のする仕事だろ!ルールじゃなかったんじゃないの!?」
弟さん、怒りながらよく我慢した。人が亡くなってるのに「すみません」なんて言われたら普通張っ倒したくなる。 pic.twitter.com/Halhl6YorK
— あーぁ (@sxzBST) August 3, 2026
ハビタ営業部長の「すみません」に「お前の仕事だろ!」と激怒する大竹玖瑠美さんの弟。大切な人を失った場面で安易な謝罪に留まる相手に対し、怒りを抑えてよく耐えた。
イオンモール熊本爆発では、大竹玖瑠美さんが地震後にいったん屋外へ避難したあと、勤務先ハビタから「売上金を金庫に戻してほしい」という相談と指示を受けて再入館し、その直後に爆発に巻き込まれた時系列が報道で確認されています。
ハビタ側の湯瀬剛二営業部長は、通夜や取材の場で「もし可能であれば売上金を金庫に入れてくれないか」と店長に伝え、店長から若い従業員2人へ再入館と売上金移動の指示が共有されたことを認め、「売上金は命に代えるものではまったくなかった」「本当に申し訳ない」と謝罪しています。
一方イオン側は「避難後の再入館は社内ルールとして認めていない」「マニュアル上はイオン責任者の許可がない限り館内に戻ることはできない」と説明しており、避難後も複数のテナント関係者が出入りしていた実態と、被災後の再入館は許可が必要とされる安全マニュアルとの間にズレがあったのではないかという指摘が出ています。
防災専門家や災害マニュアルでは「財布や売上金が残っていても、施設管理者などの安全確認と再入館許可が出るまでは取りに戻らない」「現金や商品より命を優先する」という原則が繰り返し示されており、「命より売上金が優先されたように見える指示」は、大竹玖瑠美さんのケースを象徴として、安全マニュアルと現場判断のズレを問う声につながっているとされています。
ただし、爆発原因の詳細や最終的な責任の所在は今後の捜査・検証に委ねられる部分が多く、この記事では大竹玖瑠美さんとハビタの再入館指示、イオン側の安全マニュアル説明、一般的な防災基準を並べて、「避難後の再入館と売上金指示」が安全ルールとどこまでズレていたのか現時点で見えている論点を整理するところまでにとどめます。
イオン側の安全マニュアルは何を定めていたのか
イオンモール熊本を運営するイオン側は、令和8年熊本地震後の爆発について「避難後の再入館は社内ルールとして認めていない」「マニュアル上はイオン責任者の許可がない限り館内に戻ることはできない」と説明しています。
地震発生後は、従業員と来館者を屋外へ避難させたうえで、二次被害を防ぐために再入館を禁止し、責任者が安全確認を行ってからしか館内に戻れない仕組みになっていたとされています。
防災の一般的なマニュアルでも「一度避難したら絶対に戻らない」「財布や売上金が残っていても、安全確認と施設管理者や消防などからの許可が出るまでは取りに戻らない」という原則が繰り返し示されており、イオン側のルールもこの基本線に沿ったものだと専門家は説明しています。
今回のイオンモール熊本爆発では、こうした「避難後再入館禁止」「責任者の許可が必要」という安全マニュアルが存在していたにもかかわらず、実際には再入館した人が複数いたと報じられており、どの時点で現場運用とマニュアルがずれたのかが検証の対象になっています。
ハビタ側の「売上金を金庫に戻す」指示はどう伝わったのか
雑貨・コスメ店「ハビタ」を運営する会社の幹部は、地震発生後に一度屋外へ避難した従業員2人に対し、売上金を金庫へ移すために館内へ戻るよう会社側が指示したことを認めています。
ハビタの湯瀬剛二営業部長は、通夜や取材の場で「もし可能であれば売上金を金庫に入れてくれないかと、もし入れるのであればと言いました」と説明し、自らが指示の起点になったことを明らかにしました。
報道によると、湯瀬営業部長は休みだった店長にLINE電話で連絡し、店長が現場にいた従業員へ電話で内容を伝え、その従業員と大竹玖瑠美さんの2人が一緒に館内へ戻ったとされています。
大竹玖瑠美さんは屋外の駐車場で親族に「売り上げを金庫に入れなきゃいけないから店内に戻る」と話しており、会社側の「売上金を金庫に」という指示が、若い販売員の再入館行動に直接結びついた経緯が重く受け止められています。
「避難後の再入館と売上金指示」は安全マニュアルとどこまでズレていたのか
イオン側は「避難後の再入館は社内ルールとして認めていない」「責任者の許可がない限り館内に戻ることはできない」と説明しており、防災の鉄則である「一度避難したら絶対に戻らない」と同じ方向のマニュアルを掲げていたとされています。
一方で、ハビタ側は「もし許可が出て入れるのであれば金庫に戻してほしい」「入るときは必ず許可を得てから入ってほしい」と述べつつ、実際には売上金を金庫に移すために再入館を指示しており、避難後も複数のテナント関係者が館内に出入りしていたと報じられています。
防災専門家や法曹関係者は、「避難後の立ち入りを禁じる防災マニュアルに反する再入館指示は、安全配慮義務違反に当たる可能性が高い」「財布や売上金が残っていても、命より優先されるべきではない」と指摘し、「命より売上金を優先したように見える指示」が社会的批判の的になっていると説明しています。
今回のケースでは、イオン側の安全マニュアルとハビタ側の現場判断の間で「売上金を金庫に戻すための再入館」がどのように許容されたのか、避難後再入館を実際に止める責任が誰にあったのかといった点が、今後の検証で「安全ルールと現場判断のズレ」として整理されていくのではないかという声があります。
若い販売員にリスクが集中しないために変えるべき点はどこか
大竹玖瑠美さんのケースでは、若い販売員が一度安全な屋外へ避難したにもかかわらず、売上金を金庫に戻すために再び危険な建物内へ立ち入る役割を担わされ、その数分後に爆発の犠牲になったという構図が浮かび上がっています。
防災記事や専門家のコメントでは、災害時に現場の販売員やアルバイト従業員へ売上金や商品回収の責任を集中させないために、「避難後の再入館を明確に禁止する」「売上金や商品を置いて逃げた従業員を会社として正しく評価する」「管理職であっても再入館を指示できないことをマニュアルに書く」といった見直しが必要だとされています。
また、「災害マニュアルと上司の指示が衝突した場合は、災害マニュアルと人命優先のルールを従業員が選びやすいようにする」「金銭的損失について従業員個人に責任を負わせない」と明記しない限り、若い販売員ほど会社への忠誠心から危険な再入館を選びやすくなるのではないかという懸念も示されています。
大竹玖瑠美さんのような若い販売員にリスクが集中しないためには、「売上金より命を優先する」「避難後再入館を禁じる」「現場の従業員に金銭的責任を負わせない」という原則を、テナント企業と施設側の双方が具体的なマニュアルと訓練の形で共有していく必要があるという説が広がっています。
まとめ
大竹玖瑠美さんとハビタの「売上金を金庫に戻すための再入館」指示は、避難後再入館禁止の安全マニュアルや防災の鉄則とどの点でズレていたのか、若い販売員にリスクが集中しないために何を変えるべきかを確認しました。
イオン側の安全マニュアル、ハビタ側の指示ルート、防災専門家の基準を並べることで、「命より売上金が優先されたように見える指示」がどのような構造から生まれたと指摘されているのかを整理しました。
新情報が入り次第、追記します。

